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新旭町の水環境
比良山系から
琵琶湖へ流れる伏流水日本一の湖である琵琶湖の西岸に面し、
高島の森と琵琶湖の間に広がる平野地。
比良山系に降る雪や雨が、緑豊かな森を源流としてこの地を流れ、
琵琶湖へ注いでいます。
この地の水環境は、湖西最大の安曇川をはじめとする河川だけでなく、
地下へとしみ込んでゆっくり濾過された伏流水が
豊富に湧き出ることでも知られています。
百年以上ともいわれる歳月をかけて濾過された清澄な水は田園を潤し、
人びとの暮らしや産業に豊かな恵みをもたらしてきました。
湧き水のまち、
新旭町をめぐる物語琵琶湖蒸溜所がある高島市新旭町の針江(はりえ)地区は、
湧き水が豊富なエリア。
湧き出す水が水路となって集落をめぐり、
地域の人びとは
各家庭から湧き出すこの水を生水(しょうず)と呼んできました。
上水道が整備されるずっと以前の昔から、
湧き水を生活用水に利用する「かばた(川端)」文化が受け継がれており、
自然と共存する水辺の風景を今に残しています。
琵琶湖蒸溜所の蒸溜棟・熟成庫を併設している
酒蔵の敷地にも2箇所の井戸があり、
江戸末期の創業から今日に至るまで
この地の清らかな湧き水が歴史ある酒づくりを支えてきました。
琵琶湖蒸溜所のウイスキーづくりは、
まさにこの清澄な湧き水との出合いから始まりました。
美しく豊かな水環境は
ウイスキーの命水質・水量ともに優れた環境は、
上質なウイスキーをつくるための源泉。
ウイスキーの聖地といわれるスペイサイドエリアでも
現地の冷たく清澄な水が用いられ、
香り華やかでバランスの良い銘酒の数々が生み出されてきました。
琵琶湖蒸溜所に湧き出でる水が
スペイサイドに似た硬度約20度の軟水であるのは、
偶然ではありません。
新旭町の冷涼な気候、良質な軟水と豊富な湧水量との出合いは、
私たちのウイスキーづくりに欠かせない条件でした。